五反田 Fundoor(ファンドア)の巻
雑感まとめ
- 稼働率の低さに驚くも、ドロップイン需要の現実(特に休日)を知れたのは大きかった。まだ認知度の低さもあるか
- コワーキングスペース新規参入者は広告販促コストがどうしてもかかってしまうことが今後の悩みかなとふと思った
- 同じフロアにある運営者(株式会社)が管理をしているため、人件費は削減できている。席数23席ではこうしたオペレーションが適しているのかもしれない
料金
- ドロップイン利用は1時間300円、3時間700円、5時間1,000円、1日1,500円
場所・立地
- JR五反田駅から徒歩1分の東急系商業用ビル6階(1階がファミマ)
- 「セキュリティが厳しい」らしく、平日は19時・土日は14時にビル入り口が閉まってしまうため、月額会員でなければ毎回開錠してもらう必要があるという、かなり面倒なシステムとなっている
雰囲気・内装
- そこそこ新しい。机や椅子などはそこそこ新しい
- 1つ気になったのが臭い。前のテナントが何だったのか分からないが「かすかな動物臭」がこもっている感じがする
- 利用者は休日の昼下がりに1名のみ。恐らくこの時間帯はスタバなど激混みだろう。主なターゲットとしていそうな起業家、デザイナー、プログラマー、ライターは休日はゆっくりしているのだろうか?
利用者セグメント
場所サイト:http://fun-door.com/
新橋 CONCENTの巻
雑感まとめ
- ニュー新橋ビルの3階に入っているカフェ。これは「コワーキングスペース」ではなく、もうカフェだと思う(更に言えば、「おやじたちのドリンクバー」)。
- こうしたフォーマットのほうが敷居が低いのか、年齢層の高い方々がイメージコワーキングスペースでやってそうな打ち合わせやデスクワークをやっている
- このふらっと立ち寄れる感じ(オンデマンド性)は利用サイドとしても楽だ
- これまで見てきた「コワーキングスペース」で最も混んでいる場所だと感じた(稼働率、パッと見で8割)
料金
- 会員になれば1時間あたり450円の実質ドロップイン利用。非会員であれば550円。一般的なコワーキングスペースよりもかなり安い。毎日利用するなら、それは価格も重要なはずだ
場所・立地
- 新橋のSL広場正面に建っている渋いビル「ニュー新橋ビル」の3階に突如現れる空間
- ふらっと立ち寄る大通り沿いにはないので、これは一応調べてきたのか、元々通っていないとこれ無いはず。やはり立地は重要なのだろうか?
雰囲気・内装
- 少しお洒落なフロア。もともともカフェだった雰囲気
- おやじさんたちが商談をしまくっており、室内はとてもガヤガヤした雰囲気。商談系のスペースで集中して仕事に利用する、といった雰囲気ではない
- ちょっと格好のよいルノアール?とでも呼ぶべきか
利用者セグメント
- 40代以上の男性が7・8割を占める。会社員的な服装が大半。PCを開きながら商談をしており、新橋を体現している感じはする
代官山 TENOHA DAIKANYAMAの巻
雑感まとめ
料金
- 1時間あたり1,000円の「ドロップイン利用」。新規の会員証発行でプラス1,000円。泣いちゃう。
- それでもペイしないんだろうか?受付の方からは盛んに月額プランをおススメされた
場所・立地
雰囲気・内装
- とてもスタイリッシュな雰囲気。新橋Basis Pointを明るくして、植物の緑を取り入れたイメージ
- 読書したり考え事するには気持ちいいけど、気持ち良すぎてスース―しそうな気配さえ漂う。たぶん、こういったところはハングリーなベンチャーには向かないのかも。。
利用者セグメント
- フリーランス中心か?なんかゆったりしていて、近所に住む読書好きなおじさん・おばさん(といってもキャリア臭がやや漂う)が昼下がりに読書しに来ました、みたいな感じ。
- またまたまた、「コミュニティ感」はゼロ。もうコワーキングスペースで「共創」できる可能性について、個人的には諦めている(笑
恵比寿 スタ-バックスの巻
カフェで仕事すると長時間は滞在しにくいことがよく分かる。客単価の低い飲食店として、そういったビジネスモデルだから当たり前か。感覚的にマックス2時間とか限度かな。音楽とか話し声とか、集中しにくいと感じる人も結構いるんじゃないかな。
恵比寿 Open Network Spaceの巻
雑感まとめ
- ドロップインはすでに廃止しており、月額契約のみのコワーキングスペース。いつ来るかわからない(かつ小口の)ドロップイン顧客のために人を張るコストがばかにならないということか?この辺りは逆に色々アイデアを巡らせることができ、とてもいい体験になった
- 「オフィス難民」として仕方なく入った近くのスタバには営業途中のサラリーマン的みなさんが一休みしまくっており、ドロップインニーズの大きさを感じた
料金
- ドロップイン利用は現在不可
場所・立地
- JR恵比寿駅から徒歩10分のオフィスビル2階(1階がファミマ。2階といっても入り口は極めてわかりにくい)
雰囲気・内装
- 新橋ベーシスポイントと五反田パオの中間くらいか?シックすぎず、かといってカジュアル過ぎないイメージ
- たまたまかもだが、利用者は広々とした空間に2名。少し少ない気がした
利用者セグメント
- 長時間いれなかったため、状況は不明。但し、月々で3万円程度支払っている利用者なので、個人事業主がメインと考えられる
- また、運営母体がVCやベンチャー支援の企業とのことで、インキュベーション事業での支援先企業にオフィススペースを提供している、といった意味合いもあるのかもしれない
自宅とコワーキングスペースの違い
「自宅があればコワーキングスペースは要らないんじゃないか?」との指摘が本当にそうなのか、色々考えを巡らせています。すなわち「フリーランスや起業したての人と違い、企業に勤めるオフィスワーカーが在宅勤務をする場合、自宅で十分ではないか?」という指摘です。
確かに通信機能面だけ考えればそうかもしれない。PC、通信機能があれば仕事はできます。ただ、実際の運用は結構違うなぁと感じています。戸建ての2階の一室に静かな「書斎」がある家ならともかく、都内の3LDKのマンションの場合、そうした作業スペースはキッチンのテーブルくらいしかないでしょう。しかも、その場所はこれまで専業主婦の奥さんがダンナの出勤後にほっと一息つく場所だったりする。そんなところで仕事をされて、「あと数時間、静かにしてて」なんて言われた日には世の中の奥様から「在宅勤務不要論」が巻き起こるかもしれません。昼ごはんもそのスペースで食べるだろうし、午後3時を過ぎれば小学校から子供も帰ってくる。書いてるだけで仕事に集中できなさそうな環境な気がしてしまうのは私だけでしょうか?
そんな意味でもコワーキングスペースは在宅勤務の選択肢として使われると思うのですが、いかがでしょうか?