新橋 Basis Point(ベーシスポイント) の巻

雑感まとめ
  • 個人事業主でない人たちの割合が多いと感じたコワーキングスペース
  • 「静かで、コーヒーを注文する必要がないスタバ」(もしくは「発着便アナウンスが無い空港ラウンジ」)なイメージ。カフェとは異なり、時間単位の場所貸しビジネスモデルであるコワーキングスペースにとっては、いかに快適な場所を提供するかというインセンティブが働きやすい。
  • 1時間600円と相対的にはやや高めだが、コミュニティに強制的に入る必要もなく、時間単位で自由に利用できるこうした「小ぎれいな」スペースが各地で増えていく可能性を感じた
料金
  • 1時間あたり600円(最大1日2,200円)の「ドロップイン利用」
場所・立地
  • JR新橋駅から徒歩2分の雑居ビル2階(1階がスタバ。但し、可視性はないので調べないと分からなそう)
雰囲気・内装
  • とてもスタイリッシュな雰囲気。五反田パオとはかなり違う
  • 照明も暗めでデスク・椅子も統一感ありスタイリッシュな感じ。空港のラウンジをよりウッディにしたイメージか?
利用者セグメント
  • 一般企業に勤めてるオフィスワーカーが働いている雰囲気あり+個人事業主もちらほら
  • 明らかに業務電話をアウトバウンドでかけている大手雑誌編集者もいたりして、仕事としてフツーに使っている感じはする
  • またまた、「コミュニティ感」はゼロ。すなわち、どのコワーキングスペースに行けば「共創」できるのか、逆に興味がわいてくる
場所サイト:http://basispoint.tokyo/
 

ふと考えたこと

今日は営業でほぼ終日外出。もともと仮説として考えていた「外(コワーキングスペース)での作業は、自宅よりも生産性が高い」はその通りだと実感した。所詮、「受験生が夏休みに図書館で勉強したがる」のと、オトナも変わらないのだ。

こうしたコワーキングスペースの活用は「新しい職場の選択肢」としてアリだと思う。つまるところ最大のメリットは「電話がかかってこないこと」と「会議が無いこと」。このために作業時間(とペース)を強制的に奪われることがなくなる。別の言い方をすると、自身を「隔離」することで生産性が劇的に向上した。

将来の利用シーンとして、デスクワーカーが 「週何回」と利用回数を限定しながら利用することが増えていくのではとも感じた。実際に、このブログをタイプしている目の前でも、誰でも知ってる某大手出版社や某IT企業の社員が業務電話を客先や社内にかけている。

あと、これは個人差があるかもしれないが、午前よりも集中力が落ちる午後により利用価値が高まると感じた。もし多くの人がそうなら、時間帯に応じた時間当たり料金を変動させても良いし、更に一歩進んで需給にマッチしたプライシングをしても面白い。知っているコワーキングスペースの大半が9時開業のようだが、個人的には朝早く開いているコワーキングスペースがあればいいなとも思う。

五反田コワーキングスペース PAO(パオ) の巻

 
雑感
  • 料金は300円でSHIPと比べても割安だが、仕事に集中できるという雰囲気だけで言えばSHIPのほうが良いと感じる(企業で働く人間は200円の差を最終的には安いと感じるのではない?)
  • 人同士のコラボレーションなどできるのか?疑問
  • コワーキングスペースも数が増えるにつれて、価格と雰囲気などで細分化が進んでいくと思う
料金
  • 1時間あたり300円の「ドロップイン利用」
場所・立地
  • JR山手線・五反田駅から徒歩2分の線路沿い雑居ビル5階(調べないと絶対にわからない)
雰囲気・内装
  • 打ちっぱなしのスペースで、仕切りがある。大崎SHIPよりもラフな感じ。より「マンガ喫茶」に近いイメージ
  • 内装の統一感はやはり大事か?(違った形の椅子だけでもなんか雑多感が出てしまう。ここは感じ方もその人次第だけど)
  • 電車の音がうるさい。西向きで窓も大きいので、日差しが結構まぶしいのがきつい
利用者セグメント
  • 個人事業主(明らかに仕事の電話がかかってくる)、もしくは学生・受験生(?)がほとんど。定年後で何かやっている的なおじさんもちらほらいた
  • 自宅だと集中できない人たちが集まっている感じはする。コミュニティ感はゼロ。「共創」はとても生まれない感じ
場所サイト:http://pa-o.jp/gallery/ 

品川産業支援交流施設(SHIP)の巻

料金

  • 1時間あたり540円の「ワンタイム利用」
場所・立地
  • JR山手線・大崎駅から徒歩数分の御殿山・大崎の高層マンション街の一角。この辺りは高層マンションを買って、大企業で働いてる人たちが住んでるはずなので立地としては最高
  • こんなにマンション・オフィスビルが乱立しているとは知らなかった。都心の「武蔵小杉」的なイメージ
雰囲気・内装
  • 朝10時に行ってみたが利用者は、全100席以上のスペースに 10名程度でガラガラな状態(まだ認知度低いはず)
  • 簡単に言うと、「オトナの図書館」なイメージ。想定していた「コミュニティ」ではなく、「共創」はほぼ起こらなそうな雰囲気(まあ、それが当たり前なのかもしれない)
  • 集中して働けることは確か(図書館と同じイメージ)。但し、ここだけにずっといるのも寂しくなる。会社とのハイブリッドな働き方はありだと思う
利用者セグメント
  • ただし、ワイシャツ着て普通にミーティングしたりパソコンに向かっているおっさんたちもいる(この人たちは何なんだろうか?隣接しているベンチャー向けのオフィススペースの人たちと思われる)
雑感
  • 受付のおばさんへのヒアリングでは、利用者は多種多様とのこと。また、利用者人数も曜日や天候で大きく変動しているとのこと(経営者の立場なら、月額料金を払ってくれる固定客を確保したい気持ちは分かる)
場所サイト