自宅とコワーキングスペースの違い

「自宅があればコワーキングスペースは要らないんじゃないか?」との指摘が本当にそうなのか、色々考えを巡らせています。すなわち「フリーランスや起業したての人と違い、企業に勤めるオフィスワーカーが在宅勤務をする場合、自宅で十分ではないか?」という指摘です。

確かに通信機能面だけ考えればそうかもしれない。PC、通信機能があれば仕事はできます。ただ、実際の運用は結構違うなぁと感じています。戸建ての2階の一室に静かな「書斎」がある家ならともかく、都内の3LDKのマンションの場合、そうした作業スペースはキッチンのテーブルくらいしかないでしょう。しかも、その場所はこれまで専業主婦の奥さんがダンナの出勤後にほっと一息つく場所だったりする。そんなところで仕事をされて、「あと数時間、静かにしてて」なんて言われた日には世の中の奥様から「在宅勤務不要論」が巻き起こるかもしれません。昼ごはんもそのスペースで食べるだろうし、午後3時を過ぎれば小学校から子供も帰ってくる。書いてるだけで仕事に集中できなさそうな環境な気がしてしまうのは私だけでしょうか?

そんな意味でもコワーキングスペースは在宅勤務の選択肢として使われると思うのですが、いかがでしょうか?